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シンポジウム
(公財)国際宗教研究所シンポジウム「慰霊をめぐる現在――「宗教離れ」の時代の宗教を考える」
このシンポジウムは終了しました。
多数の皆様にご来場いただきありがとうございました。
日 時 | 2020年2月22日(土)13:00~17:30 ※12:30開場 ※冒頭に(公財)国際宗教研究所賞授与式を行います。 |
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場 所 | 上智大学2号館17階2-1702会議室 (東京都千代田区紀尾井町7-1) |
参加費 | 無料(定員100名) 資料準備の都合上、事前参加申し込みをお願いいたします。 ※2月14日締切 |
《シンポジウム趣旨》
メディアは引きも切らず、悲しい出来事の発生したことを報じている。そしてメディアは、生命が失われた現場に多くの人々が足を運び、供え物をして合掌してゆく姿も伝えている。年齢・性別や国籍、また宗教・宗派の違いに関係なく、さらには信仰心の有無をも超えて、人々は慰霊のために現場に集まってくる。
大震災被災地で催される慰霊祭には、月日が流れようと、いまも多くの人々が参列している。日本で死亡した技能実習生の慰霊をするベトナム人僧侶の活動には、在日ベトナム人はもとより、多くの日本人も敬意を表し賛同の声を寄せる。これらは、慰霊というモティーフが人を引き寄せる強い力を持つことを示唆している。
また慰霊は、それが悲しい出来事に関わる場合には、遺族だけに託された課題であることを超えて社会全体で取り組まれるべきものになっている。戦争・震災・事故の犠牲者慰霊にあたり、社会の未来のために平和の尊さが訴えられ、悲しい記憶の風化することに警鐘が鳴らされ、また安全性の弛まぬ追求の必要も説かれているはずである。すなわち慰霊は、宗教的ではない種々のテーマに結びつく。
慰霊を通じて宗教は非信者に結びつけられ、社会の諸問題にも結びつけられる。そしてそれによって宗教のプレゼンスは高められることがあるだろう。いま実践されている慰霊の活動に、本シンポジウムは目を向ける。そこに「宗教離れ」の時代の宗教を考えるヒントが潜んでいると考えるからである。
[登壇者]
① 川上直哉(日本キリスト教団石巻栄光教会牧師)
② ティック・タム・チー(一般社団法人在日ベトナム仏教信者会会長)
③ 西 由江(立正佼成会習学部青年ネットワークグループ次長)
④ 名和清隆(浄土宗総合研究所研究員)
[コメンテイター]
池上良正氏(駒澤大学名誉教授)
[司会]
三木 英(大阪国際大学/国際宗教研究所)
※参加申し込みはこちらから
※Web申込は終了しました。参加ご希望の方は当日会場受付までお越しください。