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財団の沿革

国際宗教研究所はアメリカ人の日本宗教研究家W.P.ウッダード博士と、東京大学教授岸本英夫博士の発案により、1954年5月4日に財団法人として設立されました。日本の数十に及ぶ宗教団体や研究機関を賛助会員とし、また多くの個人会員に支えられ、的確な宗教情報の提供や宗教研究の推進、また宗教者・ジャーナリスト・宗教研究者の相互理解の深化を目指して、活動を進めてまいりました。

そして、公益法人改革のなかで、当財団の事業の公益性が認められ、2013年4月1日、あらたに公益財団法人として出発をすることになりました。

グローバル化や情報化が進む現代社会の中で、宗教をめぐる環境もまた激しく変化しています。宗教を見る人々の目も、マスコミや学界などの影響を受けながら、目まぐるしく変わっています。宗教教団や宗教者も変わりゆく世界の苦悩を受けとめるべく、日々、自らの活動を刷新すべく努力を重ねています。

国際宗教研究所はこのように激しく変化する社会や宗教のあり方を的確に把握し、社会に対して宗教がどのような作用を及ぼしていくのかを見定めていくこと、そしてそのための情報交換と議論の場を提供すべく活動しています。

世界の宗教情報の提供、宗教が関わる現代社会のさまざまな論題の紹介、日本の宗教界の新たな動きの整理と問題点の提示、宗教をめぐる学界の重要な動向の解説――これらの活動を通して、日本の宗教界、宗教ジャーナリズム、宗教研究者等のニーズに応えていくことを目指しています。

公益財団法人国際宗教研究所は主な活動として定期的にシンポジウムや談話会を催していますが、ここ数年に取り上げられた話題は次のようなものです。

 「宗教教育を宗教界はどうサポートできるのか」
 「宗教の社会貢献はどうあるべきか―21世紀の課題―」
 「現代宗教と対話の精神」
 「無縁社会と宗教者―新しいネットワークの創出―」
 「東日本大震災における宗教者の支援の現状と展望」
 「3.11以後の日本社会と宗教の役割」
 「現代宗教とつながりの力」

また、『国際宗教研究所ニュースレター』(年2回)や『現代宗教』(年1回)では、日本や世界の宗教界の動向の紹介や分析を行い、迅速にわかりやすくお知らせしております。

さらに、国際宗教研究所の付属機関として宗教情報リサーチセンター(RIRC、通称「ラーク」)があり、最近の日本の新聞、雑誌記事のクリッピングサービスを中心に、市民が求める宗教情報に応じるべく、会員制の情報提供機関として活動しています。ラークの会員には別途に加入していただく必要がありますが、国際宗教研究所の賛助会員、個人会員の方々には、最近の宗教情報を集約した『ラーク便り』をお送りいたします。

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